毎年全国で1000人を超える身元不明者の方が、悲しいことですがご遺体で発見されています。
より悲しいことに手がかりが限られていて、事件、事故、自殺といったなかで、事件性がなかったり、月日が流れてどんどん捜査も困難になっていかれる方がたくさんいらっしゃいます。
また、高齢な方など認知症と思われる「自分の名前、居住地」がわからない方も全国で多数保護されています。
意外な場所で発見される方は、警察の管轄の問題などで捜査範囲、公表範囲が限定されている場合があるので、身元確認に大変な障害と労力があり進まないのが現状です。どうか、探されているご家族さまのもとに、一人でも多くの方が帰ることができるようご協力できたらという思いでいっぱいです。

亡くなってもまだ、安住の地にもつけず、友人や親兄弟、親類縁者の方に知られず孤独な道に佇んでらっしゃる方もこれだけたくさんいらっしゃいます。
決して他人事だと考えず、地元で亡くなったとも断言できませんので、最近連絡の取れない友人や親族、ご近所さんなどいらっしゃいましたらどうかご覧になっていただきたいと思います。長く連絡がないのは元気な証拠と言いますが、ふと立ち止まっていただけると幸いです。
再会を待っているのは貴方かもしれません。